出産後1年が経過しました。子が0歳の1年間の育児を振り返って、これは買ってよかった!と思う育児グッズをまとめます。今回は授乳編。
目次
授乳クッション:BOBO・ママ&ベビークッションロング
授乳クッション購入を迷う理由、授乳以外でなかなか用途がないことではないでしょうか?授乳のためだけに買うのはもったいないので、手持ちのクッションで代用して購入しない、という選択もありだと思います。
ただ、このクッションは産前、産後すぐ、そして産後1年を過ぎた今でも使っています。(デザインは同じものは現在販売していないようで、少し異なるものを使っています。)
産前は、抱き枕として使いました。お腹が大きくなるにつれて、どんな姿勢で寝ても違和感があって寝にくくなりました。姿勢を変える時に役に立ちました。
出産後は、授乳クッションとしてももちろん使ったのですが、赤ちゃんの写真を撮る時にもよく使いました。ひとり座りが安定する前、生後6-7カ月頃にクッションを背もたれにして写真を撮っていました。クッションがかわいいので写真映えもします。娘もこの中で座って遊ぶのが大好きでした。
現在は、ベビーベッドと親の眠るベッドの間の隙間を埋めるクッションとして使っています。娘がベビーベッドからの脱出を試みるようになり、実際に脱出することはまだできないのですが、万が一に備えて隙間を埋めています。ボリュームのあるクッションなので、このような使い方もできました。
授乳ケープ:Trcoveric
授乳ケープも、買わない、という選択もありだと思います。
- ゆったりサイズのトップスを赤ちゃんにかぶせて授乳する
- おくるみやストールをケープとして使用する
- ポンチョ型(頭からかぶって360度隠せる)の授乳ケープ
- エプロン型(前だけ隠せる)の授乳ケープ
ゆったりサイズのトップスやおくるみ・ケープでの代用の最大のメリットは荷物を増やさずにすむことです。ただでさえ子連れの外出は荷物が増えるので、少しでも少なくすませたいところ。
授乳が頻繁な場合は、ケープなどを出して片づけてが面倒です。そもため、授乳しやすいケープ代わりにもなるようなトップスを選択する人もいます。
ポンチョ型は赤ちゃんが暴れてもカバーしてくれる安心感がありますが、かさばるものが多いです。一方エプロン型はポンチョ型ほどかさばらず、特にワイヤーの入っているものだと、赤ちゃんの様子が授乳中確認しやすいのがメリットです。
授乳頻度や子がどのくらい暴れるかは出産前に知りようもないのですが、なんとなくあった方がいいかなと思い購入したのがこちらです。
結果的にはとても満足しています。
娘の場合は、授乳中にケープから出ようと大暴れすることがそこまでなく、自分からおっぱいをほしがることは全くありませんでした。そのためケープの出番は少なめでした。
授乳に慣れてきた頃、荷物を減らしたくておくるみで代用しようとしたことはあったのですが、ケープの方がワイヤーのおかげでケープと子の間に空間ができて、娘にとっても快適、私も娘を見て確認できて安心でした。そのため、日中の授乳をやめるまで、このケープにお世話になりました。1歳2カ月でおっぱいは完全に卒業したのですが、1歳を過ぎてからはほぼ授乳は朝起きてすぐ、夜眠る時、夜泣き時のみになっていたので、ケープを持ち歩いたのは1年間くらいでした。
エプロン型のケープといっても種類は無数にありますが、最終的にはデザインが好みだったこと、収納の袋がついていたこと、値段が手ごろだったことの3つのポイントで決めました。ちなみに、生地はそこまで厚くなく、かさばりません。(それがカバーする上で不安な場合もあると思います。)
乳頭保護クリーム:Medela・ピュアレーン
乳頭保護クリームとは、その名の通り乳頭を保護するクリームなのですが、どうしてこれが必要なのか、どんな場合に必要なのかは、こちらの記事をご覧ください。
必ずしも全員必要なものではないと思いますが、私はお世話になりました。
小さい方を出産前に購入して、2週間くらいで使い切り、次は大きい方を購入して少し余りました。授乳が軌道に乗るとそれまでが嘘のように乳首に傷ができなくなりました。
余ったピュアレーンですが、私の場合には別に使い道がありました。娘が指吸が好きで同じ指ばかり吸っていたら、あかぎれのようにかぶれてしまったんです。赤ちゃんの口に入っても大丈夫、とのことだったので、かぶれが酷い時に使っていました。
母乳パッド:ピジョン・ずーっとさらさら母乳パッド(西松屋限定)
母乳パッドはこちらがおすすめです。まず、とにかく安い。他のメーカーのものも使いましたが、乳首に傷がある時は結局どれを使っても痛くて、大差を感じませんでした。また、私は片乳授乳だったので、1枚ずつパッケージされていて使いやすかったです。(1度に必ず2枚使う人には煩わしいかもしれません。)

哺乳瓶:ピジョン・母乳実感
これは超王道ではないでしょうか?
赤ちゃんによってはこの哺乳瓶(乳首)でないと飲まない、というケースもあるようですが、そればかりは出産前に確認することもできません。
私の場合は混合だったので、極力乳頭混乱(赤ちゃんが哺乳瓶か直接母乳のどちらかしか飲まなくなること)を起こしにくそうなものを選びました。哺乳瓶の方が赤ちゃんにとっては簡単に飲めるので、あまりにミルクが出やすいものだと乳頭混乱を起こしやすいと言われています。(赤ちゃんによってもちろん状況は異なります。)あとは、洗いやすさ、扱いやすさを考えて決めました。
同じピジョンの母乳実感のガラスタイプも持っていたのですが、扱いにくくてなんとなく家にいてもプラスチックの方を使っていました。ガラスの方がミルクを冷ます時間が少なくて済むので、そこが気になる方はガラスの方がよいかもしれません。確かに、毎回なかなか冷めないな…とは思っていました。
また、小さい160CCサイズが必要かどうかですが、私の場合にはかなり便利でした。毎回、母乳の後にミルクを足すスタイルだったので、ミルクの量はその月齢の基本量よりも少なめ。160CC以下で間に合う時期がほとんどでした。育児日記を確認すると、生後8カ月の終わり頃に2週間ほどだけ200CCあげているんですが、離乳食もはじまっているので残すことも多く、すぐに量を160CCに戻しています。娘は母乳・ミルクも離乳食もともに小食な方だと思いますが、このようなケースもあります。
大は小を兼ねる、はもちろんです。しかし、大きい240CCサイズだと、普通サイズのスポンジでは奥まで洗えませんでした。哺乳瓶や水筒を洗うようなスポンジが必要です。たった80CCの違いなのですが、洗いやすさが全然違いました。
母乳とミルクのバランスや赤ちゃんの必要な量は、産前に予想ができないので、産前は最低限だけ用意して産後少しずつ必要なものを買い足すことをおすすめします。
粉ミルク:明治・ほほえみらくらくキューブ
液体ミルクも登場してますます選択肢の増えたミルクですが、私はこのキューブタイプのミルクを使っていました。キューブタイプは計量が必要ないことが最大のメリット。1つのキューブで40CCのミルクをつくることができます。私はあまり上手にできませんでしたが、キューブを半分に割ることもできるので20CCずつ量は調整できます。
外出時に便利で衛生的なので利用している方も多いのですが、私は外出時は母乳ですませていたので、ミルクを外でつくることはありませんでした。ではなぜキューブを選んだのか、それは粉ミルクの使用量が少なく、缶だと使い切れないと思ったからです。
缶は開封してから1カ月で使い切らないといけません。1カ月で使い切ることが難しそうだったので、産院でもらったサンプルのミルクを使った後は、思い切ってキューブにしました。月齢が進んでも母乳にミルクを足すスタイルを継続したので、ミルクの量がそこまで増えず、結果的にキューブで十分でした。
缶の粉ミルクの方が割安ですが、使い切れずに捨てることを考えると、かかった費用はどちらもさほど変わらず、キューブを使って計量の手間が省けたのでよかったです。
哺乳瓶消毒:コンビ・電子レンジ除菌&保管ケース 除菌じょ~ずα
最近は、そもそも哺乳瓶の消毒は必要?などどいう話題も耳にします。必要と判断したとしても、ではいつまで続けるのか?という問題もあります。私はなんとなくやめ時を見失ってしまい、哺乳瓶を使うのをやめる1歳まで消毒していましたが、今思うとそこまでは必要なかったと思っています。
- 煮沸消毒(新たに道具を買う必要がない、手間はかかる)
- 薬液消毒(薬液を購入する必要あり、薬液に漬けるだけ)
- 電子レンジ消毒(専用ケースを購入する必要あり、レンジでチンするだけでそのまま保管もできる)
それぞれ、メリットデメリットありますが、私は電子レンジ消毒を選択しました。
とにかく手間を省きたかったので煮沸はなし、薬液か電子レンジで迷いました。1度にまとめて何本も消毒する場合は薬液の方が効率がよさそうだったのですが、私は1本しかもっていなかった160CCサイズの哺乳瓶を都度消毒して使っていました。ミルクを授乳の度に必ず足していたわけではなかったので、この方法が無駄がなかったです。
出産後産院で様子を見て、手持ちの哺乳瓶の本数や、哺乳瓶の使用頻度を考えてから器具を買う方が無駄はないと思います。(私は先に買ってしまっていましたが…)
使わなかった授乳グッズ
- 乳頭保護器
- 搾乳器
- 母乳保存袋
- ミルクケース
これはあくまでも私の場合に限ったことです。
乳頭保護器と搾乳器は産院やケアセンターで試してみた結果、私には合わず購入しませんでした。搾乳もしなかったので母乳保存袋も必要なし。ミルクはキューブタイプのみにしたので、ミルクケースも必要ありませんでした。
授乳に関しては、特に個人差が大きく、出産してみないと状況がわかりません。可能な限り、産後の様子を見て購入する方が無駄なく買い物できそうです。