知らないことばかり!病院の母親学級①

妊娠・出産

私の出産する予定の病院では、合計4回の母親学級があります。本来、もっと妊娠初期に受けておくべき内容もあったのですが、これまで受講できなかったため、初回から受講しています。

妊娠初期・中期はドバイで過ごしていたので、よくわからないことがあるとすぐにインターネットで調べていましたが、便利な反面、情報が多すぎて混乱していました。出産予定の病院の母親学級ということで、安心して情報を受け取ることができ、参加して本当によかったです。

「妊娠初期から知っておきたかった」「今までよくわかっていなかった」という内容をご紹介したいと思います。

※病院・主治医によって見解が異なる場合もあるかと思います。

妊娠の経過と過ごし方

病院の助産師さんより、妊娠の経過について説明がありました。多くの参加者が気になっている、妊娠中に起こるあらゆるトラブルについてのお話が中心でした。

病院に電話連絡すべき妊娠中のトラブル

  • お腹の張り 1時間横になっても張りがおさまらない場合電話する
  • 出血
  • 破水かも すぐに電話する(数日様子を見ている間に感染症リスクが高まってしまう。)

特に破水は、尿漏れやおりものとの区別がつきにくく、判断が難しいそうです。破水の場合は、破水した箇所によって、「ドバっと出る」「体を動かすたびに出る」のどちらかが多いそうです。安易に自己判断せず、「破水かも」と思ったら必ず病院に電話してください、とのことでした。

妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)

妊娠高血圧症候群とは?
妊娠20週以降産後12週までに高血圧を発症した場合、妊娠高血圧症候群といいます。さらに、高血圧のみの場合は妊娠高血圧症、高血圧と蛋白尿を認める場合は妊娠高血圧腎症と分類されます。収縮期血圧が140mmHg以上(重症では160 mmHg以上)、あるいは拡張期血圧が90mmHg以上(重症では110 mmHg以上)になった場合、高血圧が発症したといいます。尿中に蛋白が1日当たり0.3g以上出ること(重症では2g以上)を蛋白尿を認めたといいます。

この病気は、妊婦さん約20人に1人の割合で起こります。妊娠32週以降に発症することが多いのですが、早発型と呼ばれる妊娠32週未満で発症した場合、重症化しやすく注意が必要です。

出典:日本産科婦人科学会HP・妊娠高血圧症候群

「妊娠高血圧症候群」は数年前までは「妊娠中毒症」と呼ばれることが多かったそうです。妊娠中毒症の症状(高血圧、むくみ、蛋白尿など)の中でも特に高血圧に注意が必要とのことで、現在では「妊娠高血圧症候群」と呼ぶ方が一般的です。

血圧が上がり、頭痛や、ひどい場合は目がチカチカするといった症状が出るそうです。そのような場合は病院にすぐに相談が必要です。

予防法は、運動と塩分を控えた食事。

運動については、妊娠高血圧症候群だけでなく、体重増加を防いだり、出産・育児に備えた体力維持という意味でも大切です。ただ、同時に「疲れたりお腹が張ったら休みましょう」とも言われるので、個人的には匙加減が難しいなと思っています。

「お腹の張り」の程度の判断もまだよくわかりません。おそらく決定的に硬くなっているわけではないのですが、どのくらい張ってきたら横になればよいのかはいつも考えてしまいます。横になると確かに楽ですが、私は胃の消化能力がかなり低下しているので、食べて2-3時間後でも横になると胃がムカムカして吐き気につながってしまいます。胃のためにはあまり横にならないほうがよい気がしています。

前置胎盤

前置胎盤とは
胎盤が正常より低い位置に付着し、胎盤が子宮の出口(内子宮口)にかかっていたり覆っていたりする状態を「前置胎盤」といい、その頻度は、全分娩の0.3~0.6%といわれています。

出典:日本産科婦人科学会HP・前置胎盤

症状としては、妊娠中期以降に痛みがなく突然出血します。出血が起こったら、すぐに病院への連絡が必要です。

常位胎盤早期剥離

正常位置、すなわち子宮体部に付着している胎盤が、胎児娩出以前に子宮壁より剥離することをいいます。これは、妊娠中期・後期における性器出血の主要な原因であり、現在においても周産期死亡率・罹患率を上昇させる主要な原因です。

出典:島根大学医学部産科婦人科HP・常位胎盤早期剥離

本来出産後にはがれる胎盤が、出産より先にはがれてしまうことをいいます。週数関係なく起こるそうで、出産予定の病院では、500-600人の出産に対し、2-3件起こるそうです。

症状としては、「お腹の激痛」「出血」「お腹の張り(カチカチ)」で、これらがあった場合はすぐに対処が必要です。

妊娠糖尿病(スクリーニング検査の意味)

妊娠糖尿病とは
妊娠糖尿病とは、妊娠中にはじめて発見された糖代謝異常です。なお、妊娠前から既に糖尿病と診断されている場合や、妊娠中に“明らかな糖尿病”と診断された場合は妊娠糖尿病には含めませんが、これらは妊娠糖尿病より重度の状態ですので、血糖をより厳密に管理する必要があります。また妊娠前に糖尿病と診断されている場合は、血糖を十分管理した上で計画的に妊娠することが、健康な赤ちゃんを産むために非常に大切です。

出典:日本産科婦人科学会HP・妊娠糖尿病

本来、食事をとって血糖値が上がると、インスリンというホルモンが分泌され、その働きによってブドウ糖が吸収され血糖値がコントロールされています。妊娠中はこのインスリンが働きにくくなるため、妊娠糖尿病が起こります。

胎盤を通して、赤ちゃんに糖が送られ過ぎてしまうため、赤ちゃんが大きくなりすぎてしまうなどたくさんのリスクがあります。糖は胎盤を通る一方、インスリンは胎盤を通らないため、赤ちゃんは小さな臓器で一生懸命インスリンを自分でつくっているそうです。そのため、出産後は、お母さんからの糖が急激に減る一方、インスリンはたくさんつくっているので、低血糖になってしまうことも多いとのこと。

また、妊娠糖尿病は出産後ほとんどの場合、自然に改善しますが、妊娠糖尿病経験者は、将来的に糖尿病になるリスクが高いそうです。

体重管理が厳しくなされる理由のひとつはこの妊娠糖尿病予防です。

この妊娠糖尿病は自覚症状がほとんどないため、早期発見のために妊娠初期には血液検査で血糖値を確認し、妊娠中期にはスクリーニング検査を行います。中期のスクリーニング検査は、出産予定の病院では、まず経口ブドウ糖負荷テスト(50gGCT)を行います。この検査の結果、糖尿病が疑われる場合のみ、さらに75gOGTTという検査を受けます。

私の場合はドバイで25週の時に75gOGTTのみを受けました。検査を受けた当時はそれが糖負荷試験だとはわかっていましたが、75gOGTTとはわかっていませんでした。検査の前日夕食後は水以外の摂取は禁止です。検査当日は、まず採血。その後ブドウ糖のドリンクを飲み、1時間後と2時間後にそれぞれ採血をして血糖値を調べます。

ドリンクはよく冷えていて思ったより飲みやすく、3度の採血もスムーズに終わりました。

妊娠中の栄養(こむら返り・足のむくみ)

妊娠中にとるべき栄養のお話がありました。貧血予防、便秘予防、外食の時の注意点など多岐にわたりました。

中でも私がこれまでよくわかっていなかったのは、こむら返りとむくみについてのお話でした。

こむら返りとは、ふくらはぎがつることです。お腹が大きくなり、血流が悪くなることや、カルシウム・ビタミンの不足が原因です。

カルシウムやミネラルの摂取も大切ですが、水分をとることもとても大切だそうです。体内の水分が足りないと、血液や便や筋肉から水分をつくろうとするため、筋肉の水分量も足りなくなってしまい、より足をつりやすい状態になってしまいます。

また、水分をたくさんとり過ぎると、足のむくみにつながってしまうと思っていましたが、それは間違いだそうです。むくみの原因は水分の過剰摂取ではなく、たんぱく質と塩分の過剰摂取。その上、お腹が大きくなり、血管が圧迫されることでむくんでしまいます。

そもそも、赤ちゃんに送るために血液量が通常の1.5倍程度に増えており、妊婦の身体は通常よりもたくさんの水分を必要としています。血液循環や羊水のために水分はとても大切です。水分の不足は、こむら返りだけでなく、便秘の原因にもなります。つわりによる脱水症状にもつながります。水分を意識してとることはとても大切です。

このほか、自己紹介や口腔ケア(歯肉炎、歯周病)のお話など、休憩も含めてたっぷり2時間半の母親学級でした。あと3回、どんなお話が聞けるのかとても楽しみです。

知らないことばかり!病院の母親学級①

2018年3月12日