妊娠中に病院で使える英語、今回のテーマは、「検診内容を理解する」です。
そもそも妊娠初期は、「医師が診察でなにを確認しているのか」「なにを自分は知っておく必要があるのか」など、例え日本語であってもわからないことがあります。英語で説明されるとなおさらです。検診の内容を理解し、不安を減らすために知っておくとよい語彙や表現をご紹介します。
知っておくと便利!基本的な単語
- obstetrics & gynecology (産婦人科)
- midwife (助産師)
- due date (出産予定日)
- uterus (子宮)
- cervix (子宮頸部)
- placenta (胎盤)
- vagina (膣)
- natural birth (自然分娩)
- painless delivery (無痛分娩)
- C-section (帝王切開)
産科は「obstetrics」、婦人科は「gynecology」です。両方を合わせて「OB‐GYN」と表記してあることも多いです。
「due date」は「提出期限」という意味でよく使われますが、「出産予定日」も同じ「due date」です。「When is your due date?」で「あなたの予定日はいつですか?」です。
病院で行う様々な検査
超音波検査(Ultrasound test)
超音波検査とは、エコー検査とも呼ばれる、子宮の中を観察する検査です。妊娠初期は経腟で、妊娠中期以降は経腹で行われます。
- I could confirm the heartbeat of your baby. (赤ちゃんの心拍が確認できました。)
- Your baby’s weight is about 100 grams.(赤ちゃんの体重は100グラムくらいです。)
胎児は「fetus」と言いますが、「baby」でなんの問題もなかったので、ずっと「baby」と呼んでいます。特に異常がない場合、主治医はいつも「Your baby is perfect!」と言うだけでした。
- Is there anything wrong? (なにか問題はありますか?)
- How is my baby? (赤ちゃんは元気ですか?)
- How big is my baby? (赤ちゃんはどれくらいの大きさですか?)
- Is it a boy or a girl? (男の子ですか、女の子ですか?)
- Can I have a picture of my baby? (エコー写真をもらえますか?)
私が何度もたずねている質問です。エコー写真は辞書を引くと「ultrasonography」とありますが、いつも「picture of my baby」と言っています。
問診(Interview)
- Do you have any questions? (なにか質問はありますか?)
- You need medication. (薬を飲む必要があります。)
- I’ll give you a prescription. (処方箋を出しますね。)
- Please come back in a month. (1か月後にまた来てください。)
- You need to make an appointment at the reception. (受付で予約をとってください。)
- Please feel free to contact me anytime! (いつでも連絡してね!)
特に問題がない場合は、私の質問タイムが中心になっていました。
血液検査の結果、ビタミン不足と貧血はいつも指摘され、薬を処方されていました。日本では処方薬ではないマルチビタミンのサプリメントも処方箋に記載され、服用しています。
- What should I be careful? (何を気を付ければよいですか?)
- What is this medicine good for? (この薬はなんの薬ですか?)
- Can I get on the plane to give birth in Japan? (日本で出産するために飛行機に乗ってもよいですか?)
- Does my insurance cover this medical examination? (私の保険はこの診察をカバーしますか?)
特に不調がない時は、薬の内容を確認するくらいで診察は終わっていました。確認し忘れたことはいつでも「What’s up」というLINEのようなアプリでテキストメッセージを送って確認することができました。
その他の検査
- Blood test (血液検査)
- Blood pressure check (血圧測定)
- Urine test (尿検査)
- Weight check (体重測定)
- Glucose tolerance test (糖負荷試験)
- Maternal serum screening test (母体血清マーカー検査)
- Non-invasive prenatal genetic testing (新型出生前診断)
どうしてもわからない時は
事前に調べられることは調べて診察にのぞみましたが、それでもわからないことはありました。
例えば、いきなり新型出生前診断の話をされた時は、それが日本でいう新型出生前診断だとわからず、自宅に戻ってから調べてやっと理解できました。
どうしてもわからない単語は自宅に戻って調べることができるように、医師にその単語をメモに書いてもらうことをおすすめします。特に、「病名」「検査名」などは、事前の予習ではどうしてもカバーしきれないので、なんとか診察中に「後で自分で調べればわかる」という状態にまでしておくようにしました。
妊娠週数が進むと、妊娠に関する知識が少しずつ増えてきます。そうすると「そろそろこの検査の頃かな?」「こういうリスクがある時期かな?」などと予測をたてやすくなるので、英語力不足を補うことができました。
事前準備、医師とのコミュニケーション、検診後の確認で、検診を有意義なものにしましょう。